魔法の言葉で回避できる
近年ドラマ化されたことで社会問題としてクローズアップされた「マウンティング」という行為。本来は動物行動学で使われていたタームですが、現在では自分が他人よりも上位の存在であることを示す行動を指す言葉として一般的に使用されています。
直接的に自分が他人よりも上位であることを表す言葉だけでなく、自分を貶めながらもよくよく文意をとれば他人を見下しているような巧妙な表現に至るまで様々な種類がありますが、概して女性特有の行動であるとされます。
これに巻き込まれてしまうと、最悪のケースでは精神に変調をきたして辞職に追い込まれてしまうこともあるため、常に周囲の言動には警戒をしておく必要がありますが、激務である看護の仕事においてはなかなかそうした配慮にまで気が回らないケースも多くあります。
しかし、いざそうした問題の場面に遭遇した際、簡単に自衛できる魔法のような言葉があります。それは「あれ?私いまマウンティングされている?」と冗談めいたスタンスによる指摘の言葉です。
概してマウンティングの原因となる言動は、本人が意図せずに発せられるケースが大半です。相手と親しい関係性を築いている場合ほど起きやすいため、それを逆手に取って、あくまで『冗談』として「あなたの行為は下手をすれば人間性を損ないますよ」ということを言外にほのめかして諭してあげるわけです。誰でも職場では気持ちよく働きたいと思っています。
自分が人間関係を損なう問題行動を起こしそうだとわかれば、必ずその過ちに気付いて適正な人間関係を保つように注意できるようになりますよ。